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2012年6月15日 (金)

業務の心理的負荷

東京地裁平成23年 3月 2日判決(労判 1027号58頁)

 大手スーパーの店舗の鮮魚部チーフとして稼働していた従業員が、気分障害又はうつ病の精神障害を発病して自殺したというケースです。
 労基署は、労災保険法上の遺族補償給付等について不支給処分でした。
 そこで、遺族が提訴し、この判決となりました。

 判決では、労災認定が可能なので、不支給処分は取り消されるべきという判断です。

 このような精神障害による場合は、 
  業務の心理的負荷
というところを見ます。

 裁判所は、このケースについて
 ・ 短期間に他店に異動している
 ・ 新任のチーフへの就任,新装開店準備業務の担当等といった出来事の重なり
 ・ チーフ就任に伴う業務の質的・量的な増加
 ・ 新装開店後の売上増を期待される立場に置かれたことに伴う強度の精神的プレッシャー
 ・ 周囲の支援状況
 ・ 長時間労働による疲労の蓄積
を検討し、業務の心理的負荷の総合評価は,「強」と認定しました。

厚生労働省は、2011年12月26日に
「心理的負荷による精神障害の認定基準について」
という通達を出しており、労基署はこの通達のもとに現在では運用を行なっています
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/rousaihoken04/dl/120118a.pdf
(PDFファイル)


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