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2013年10月 7日 (月)

出向

 今年の大ヒットドラマといえば、あまちゃんと半沢直樹。半沢直樹のラストは「出向」だった。今回、出向について髙井善達弁護士に聞いた。
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-出向とは何ですか?
 「労働者が自分の雇用先の企業(出向先)に在籍したまま,他の企業(出向先)において相当長期間にわたって業務に従事することをいいます。ポイントは,もともとの雇用先の企業に籍があるというところです。

 出向となると労務提供の相手方が変更されるため,重要な労働条件の変更にあたるし,不利益な労働条件の変更になることが多いので,裁判例上,就業規則や労働者個人との間などでの明示の同意がなければ認められないとされています。」

-同意がなければ,出向はできないんですね。
では,同意しないということで出向を拒否できる場合もあるということになりますか?
「個人の同意がなくても,就業規則等で出向を命じられたときは同意するという規定があれば同意したことになります。このような就業規則の規定があるかどうか確認する必要がありますね。」

そうするとやはり出向を命じられたら従うしかないのでしょうか?
「出向命令が権利濫用に当たるといえるときは,その出向命令は無効とされるので拒否できます(労働契約法14条)。」

-そうなんですか。具体的にはどんな場合ですか。
「① 労働条件が大幅に下がる出向
 ② 復帰が予定されない出向
 これらは,リストラを避けるためなど,企業経営上の事情がない限り,権利濫用になるとされています。
③ 労働者に著しい生活上の不利益を与える出向
④ 退職させることを目的とした出向
 これらも,場合によっては権利濫用になります。」

-出向命令を拒否できるかどうかは,どうやって判断したらいいんでしょう?
 「出向命令を拒否できるかは様々な事情をもとに過去の裁判例などを参考にしながら判断していく必要があります。素人判断は危険なので、専門家に相談した方が良いと思います。」

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出向を拒否できる場合があるとは知らなかった。
半沢も出向拒否をできたかもしれない。
納得出来ない出向については弁護士に相談してみたほうがよいようだ。

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