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2013年11月 1日 (金)

ブラック企業

今回はブラック企業について取り上げる。井川夏実弁護士に聞いた。

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- 最近「ブラック企業」という言葉がメディアに取り上げられていますが。

「はい。”ブラック企業”には明確な定義が確立している訳ではないですが、

・新入社員に対して、特に優秀な者しか達成することができない度を超えた長時間労働・ノルマを課す

・会社は、新入社員の大部分が要求する長時間労働やノルマを達成できないことを理解している

・長時間労働やノルマ達成ができない、新入社員が1~3年の内次々と辞めていく(会社によっては新入社員の半数近くが1~3年以内に辞めることもあるようです)

・会社は、長時間労働やノルマが達成できた特に優秀な社員を幹部候補として引き上げる

というような説明ができると思います。」

-ブラック企業は、法理上問題がありますよね。

「はい。

1 まず、労働時間等は、法律で定まっており、法定以上の労働時間は違法となります。

2 また、ノルマが達成できない者に対して、嫌がらせをしたり、嫌がらせ上、自主退職に追い込めば、損害賠償を請求することが可能となります。

3 過度な長時間労働やノルマに対するプレッシャーで心身のバランスを崩し、鬱病などの精神疾患になった場合にも、損害賠償請求が可能です。」

-こんなにブラック企業は問題があるのに、なくならないのはなぜでしょう?

「ブラック企業は、様々な労働問題を抱えていますが、表面化しにくいのです。新卒者の就職難は続いていますが、就職が決まった社員は、就職先が、過度な長時間労働・ノルマを課すブラック企業でも、なんとかその会社で働き続けたいと考えます。また、このような企業でも一部の社員は、長時間労働・ノルマを達成し、会社から高い評価を受けますが、これと自分を対比し、自分には能力がないから、いけないのだと自分を責めるようになり、会社には問題がないと思い込んでしまうこともあるようです。」

-なかなか難しい問題ですね。

「上司の指導や会社の要求が厳しくても、社会人として成長できるのであれば、仕事としてやりがいもあり、耐えることもできます。しかし、ブラック企業には、新入社員を育てていこうという意識はありません。採用した社員の内、一部の者だけが残り、他は、会社を辞めても良いと考えています。ブラック企業とは、新卒者の就職難という事情と心理につけ込んで、社員の労働力や精神力を搾取する企業であり、法的な問題を多々抱えています。」

-弁護士に相談したほうが良い場合もありますでしょうか。

 「会社から過度な長時間労働やノルマを課せられている、ノルマ等を達成できないとひどい嫌がらせを受ける、同僚が次々と辞めていく、自分も嫌がらせで会社を辞めさせられた、といった方は、一度、弁護士にご相談ください。」

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