無料ブログはココログ

« コンビニ店長は労働者か | トップページ | 会社は、試用期間中であれば、労働者を自由に解雇できるのか »

2014年4月17日 (木)

有給休暇について

取得率が低いことで有名な年次有給休暇。皆さんも余り意識されていない

のではないでしょうか。

  有給休暇は,法律上の要件を満たせば当然取得できるものです。それは,

①雇用されてから継続して6か月間勤務すること,②全労働日(所定労働時

間のことで,契約で働くこととされている労働時間)の8割以上出勤するこ

とです。

  この要件を満たしていれば,10日間は有給休暇をもらえます。その後も

勤務を続ければ,もらえる最低日数も増えていきます。

  なお,週の所定労働時間が短いパートタイム労働者については,もらえる

有給休暇の最低日数は10日よりは少ないです。

  そして,もらった有給休暇は,原則として,何時でも使うことができま

す。会社側は要求された日に休まれると業務が妨げられるときに限って,別

の日に有給休暇を与えることができます(時季変更権)。「業務」が妨げら

れる場合であることが必要なので,所属している部署が忙しくなる等の理由

だけでは,会社側は有給休暇の取得日を変更することができません。もちろ

ん,休暇の理由は基本的に関係ありません。

  取得率が低いことで,有給休暇の取得が問題となるのは離職直前に一気に

消化することが許されるかどうか,という点です。余った有給休暇を買い取

るよう要求する権利まではないので,離職しようとした人は,残っている有

給休暇を離職日までにすべて消化することになります。

  離職日までに消化しきれない有給休暇については,残念ながら,放棄する

ような形になります。離職日までに消化しようとした有給休暇について,会

社側が先ほど述べた時季変更権を使うことができるかについては,考え方が

分かれています。もし,時季変更権が認められて,離職日以降の日に変更さ

れると,その有給休暇は無駄になってしまう可能性があります。

 ですので,有給休暇は計画的に取得されるのが望ましいですね。

(弁護士  髙 井 善 達)

労働問題のご相談は無料(初回)
 ***************************************
千葉市中央区中央4-8-7ラインビル6F
法律事務所大地
http://www.lo-daichi.com/
ご相談受付は
  平日午前9:15~午後5:00は、043-225-0570まで。
  平日午後5時~午後7時半、土日祝午前9時から午後7時半は、
  043-221-1388(相談受付専用)までお電話下さい。
  ****************************************

« コンビニ店長は労働者か | トップページ | 会社は、試用期間中であれば、労働者を自由に解雇できるのか »

その他」カテゴリの記事